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週報(2024-06-23) ぜんぶ方法序説に帰結する

『ヴィクトリア朝時代のインターネット』を読了。ICTのIのほうがCより先に発達した気がなんとなくしていたが、Cのほうが全然早かったんだなと。通信、手旗信号とか腕木通信であれば、言わば光の速さで数百年前から通信ができていたわけだ。これを光学式テレグラフと呼んだりするらしいが、光回線の実現はるか前から光学通信があったわけだ!という、言われてみれば当たり前なのに、その響きに興奮する

優先度の低い情報に目だけ通す

時事的なニュースを知るのに、最近ははてなブックマーク検索のRSSを使っている。例えばタイトルに「日本経済新聞」が入った10users以上ブクマしている記事のRSSを購読している。

日経新聞は契約していないので、ほとんどの記事は内容を読めない。それでも、見出しがRSS Readerに流れていくのにつらつら目を通すだけでも、最近の政治経済動向をなんとなく頭にインデックスできる。本当に気になる話は調べれば他社の記事が出たりするし(あまり褒められないやり方だが)。政治経済系の情報はそこまで深く追いたいわけではないが把握はしたいので、これぐらいのインプットがちょうどいい。

本当は日経電子版を購読したらいいのだろう、と思っているが、月4000円というのは、サブスク全盛の時代になって改めて考えると突出して高くて、なかなか手が出ていない。

ぜんぶ方法序説に帰結する

タスク管理でちょっと引っかかることがあって少し調べたりなどしていたのだが、読んだいくつかのエントリーはどれも「問題を小さく分解する」「次のアクションを具体化する」みたいな話にまとめることができる。こういった考え方はデカルトの「方法序説」に書かれている「四つの規則」の1つで、もろもろ思考を巡らせては最終的に「方法序説しか勝たん」みたいな気分に帰結する。これ以上昔に遡れるのかは知らない。

問題の分割が大事、とはそういうわけで昔から知識として知っているし実践もしていたが、最近ここに自分の思考が帰ってくることが多くなった。前回の週報で書いた「その仕事はチケットの形をしていない」のように、曖昧で大きな問題を抱えることが増えたのだと思う。この手の問題は全然やる気が出ない、というかどこから手を付ければいいかわからない、みたいなことも多くて、放置したまま時間が経ったりしてしまう。たぶん、この手のタスクは「分解」が9割(乱暴に言えば)。適切な分解が済めば、個々の問題自体はそこまで難しくなくて、淡々と進めればよい、ということも多い。しかし分解が大変。

小さく分解された問題は、総和を求めれば元に戻るような捉え方をしていたが、これ積分とかなんだろうな、と今更理解している。

#chrojuの週報

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