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週報 (2024-06-15) その仕事はチケットの形をしていない

今週はあまり本を読む心の余裕がなくて、ずっとpanpanya『蟹に誘われて』を寝る前に読んでいた。氏の作品は「寝入りばなに見る夢のよう」とも評されるが、寝る前に読むには本当にちょうどいい。落ち着く。金曜ぐらいから回復してきて、『ヴィクトリア朝時代のインターネット』を読んでいる。アニメ『ダンジョン飯』が終わる。

AWS re:Inforce 2024

基調講演でIAMのパスキー対応、S3ウイルススキャンあたりが話題になっていたが、クラスメソッドさんがその他のセッション記事も上げてくれていて面白い。 [アップデート] Amazon Inspector SBOM Generator が Dockerfile の設定不備を検出するようになりました #AWSreInforce | DevelopersIO とか、そもそもSBOM Generatorなんてあったんだ、というところから追えてなかった。こういう機会にキャッチアップしておかねば。

その仕事はチケットの形をしていない

メンバーでいるときは、基本的にはチケットで仕事をするわけだが(そうとも限らない場合も当然あるものの)、マネージャーの仕事は基本的にチケットの形をしていない。というよりは、チケットの実行に関してはメンバーに委譲していくので、チケットの形をすることがなくなっていく。

なので油断すると、自分が何をしているのかよくわからなくなる、ときがある。リアクティブにボールを拾ったりなんだりをして、忙しくはあるのだけれど、それって自分の役割だったっけ、とあるとき気付くような。

マネージャーとして自分がやるべき仕事を言語化したほうがいい。『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』では、マネージャーの仕事を意思決定、ロールモデル、ナッジング、情報収集という4つに類型化している。これでも抽象度は高いわけで、チームの状況などに応じて具体的にやることはまた変わってくる。一度言語化したら終わりではなく、常に自分の仕事がどんな形をしているべきか、今は、というのを考え続けて、今必要な仕事を自覚的にこなさなくてはならない。

重音テトの全盛期

頭ン痛 / 重音テトSV - YouTube を聴いた。曲調に重音テトの声質が合っている。癖がなくて、でも通る声をしていて印象的。

テトはもともとジョークで生み出された「偽物のVOCALOID」だったわけだが、昨年歌声合成ソフトとして「重音テト SV」が商業発売されて、いわば「本物」になってしまった、まではわかるが、それがかなり人気になって、今年になってからヒット曲がバンバン出ている、というのはわか、る、わかるか? え、マジ? みたいな状況ではある。

テトの全盛期が誕生から16年後にやってくるとは誰が想像しただろうか。その今、ニコニコがああなっているのは何か皮肉めいたものを感じるが、あちらも根強い人気があることが今般の騒動で改めて明らかになっているし、ネット文化というのは相変わらず面白いものだなと思っている。ニコニコにはまだまだ無くなってもらっては困る。

#chrojuの週報

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